【水の旅】山梨県の日帰り旅行!アクアソムリエと共に楽しむレポ

こんにちは。アクアソムリエの鶴田です。
先日、ミネラルウォーター大全の伊藤さんにコーディネートしていただき、山梨県水の旅をしてきました。
伊藤さん、本当にありがとうございました!

日帰りのため行くスポットを厳選してという感じですが、とても楽しい旅でしたので、その様子を振り返りつつレポートしたいと思います。

私も山梨県は日帰りには少し遠いイメージがあったのですが、決してそんなこともなかったので、ぜひこれから行かれる方にも参考にしていただければ幸いです。

【大月駅】水をめぐる旅のはじまり

6:30 八王子駅集合

始発…とまでは言いませんが、早朝電車に乗って、八王子駅へ向かいます(笑)。

ちょっとこの時点で、水好きか旅好きの人以外には厳しいスケジュールかもしれません⋯。

しかしながら、この早出のおかげで一日ぐるりと山梨を回っても、18〜19時頃には帰宅することができました。

朝が強い方でしたら、おすすめです!

在来線に乗って、山梨県の入り口、大月駅を目指します。30分くらいでしょうか。時間帯によっては、特急かいじが走っているようですので、そちらもおすすめです。

(特急を使えば、新宿や東京からアクセス至便です!)

7:30 大月駅到着

着きました!山梨県の玄関口のひとつ、大月駅です。

大月ほどの距離だと、都内在勤・在学の方もかなりいらっしゃるようです。

確かに、私の大学時代にも大月から通っている同級生がいましたし、テレワーク中心の方だと、お勤めも無理がなさそうですね。

桃太郎伝説で有名らしく、自動販売機も桃太郎柄にラッピングされています。

ここで本日の足を確保します。レンタカーですね。

山梨県内、特に水スポットを回る場合は、車がほぼ必須です。

ただ道が狭い場合も多いですので、車+レンタサイクル⋯なんてやり方も可能かとは思います。

【弥生の舞】真木温泉の温泉水をミネラルウォーターに

8:00 弥生の舞

真木温泉という、山梨県大月市では有名な温泉宿があるのですが(著名な方も多数訪れています)、そこにカフェが併設されています。

なんと、その1階がミネラルウォーターの工場になっています!こちらで「弥生の舞」というミネラルウォーターが製造・販売されているそうです。

生産数も少ないので、大月まで足を運ばないと目にする機会はないかもしれません。恥ずかしながら、私も伊藤さんに教えていただいて、今回初めて目にしました。

温泉地のお水なので、カテゴリーとしては温泉水です。

pHもアルカリ寄りで、非常にとろみがありますが、癖がなく少し甘く、どなたでも美味しくお飲みいただける味わいかなと思います。

現地では試飲も可能です!

お店の方と色々お話をさせていただき、弥生の舞の歴史や、製造にかける思いなどをお聞きすることができました。

晴れた日にはカフェのテラスから富士山がよく見えるそうで、ぜひまた再訪したい、次は真木温泉に泊まってみたいと思うスボットでした。

【笹一酒造】酒の美味さは水にあり

10:00 笹一酒造

大月市の有名な酒蔵さんです。私も伊藤さんもお酒は飲めないのですが(笑)、少し早めの昼食スポットとして訪問しました!

試飲も出来ますし、手順を踏めば工場見学もできるようです。お酒好きな方にはとてもおすすめです。

昼食もそうなのですが、私たちの目的はこちら。

そうです、お水です。こちらでは自家井戸から湧き出る仕込み水を、無料で!好きなだけ!飲むことができます。

お酒の飲み放題より、私にとっては天国です(笑)。

詳しい成分表示は見つけられませんでしたが、軟水で癖がなく、すっきりとした味わいでした。

そして昼食には、こちらの酒粕を使ったほうとうをいただきました。

お土産には笹子餅をどうぞ!知る人ぞ知る、国鉄時代から100年以上続く銘菓だそうです。

賞味期限も短いので、大月市内でしか買うことが出来ません。私も食べましたが、本当に美味しかったです。

このためだけに大月を訪れても良いかもしれません…!

笹一酒造自慢の仕込み水も堪能できます。

【十日市場・夏狩湧水群】道路脇に富士の名水を発見

12:00 十日市場・夏狩湧水群(平成名水百選)

大月市を出まして、富士山の方へと近づいていきます。山梨県は何と言っても富士山のお膝元ですので、名水があちこちから湧き出ています。

(以前、拙稿でも書かせていただきましたが、山梨県は都道府県別ミネラルウォーターの生産量がダントツ1位です。)

当然富士山系に源流を持つ、名水百選もいくつかあります。

そのうちのひとつがこちら。十日市場・夏狩湧水群(平成名水百選)です。

地元に根ざした湧水で、農業などをはじめとして生活の一部となっているようです。(実際に、道路脇を流れる水の量がたいへんに多く、音もすごかったです。)

水汲み場に関しては、整備されているとは言いがたく、成分表示などもないのですが、私は飲んでみました。

すっきりとした美味しい味わいでしたが、飲用可否の表示がないので、もしここで汲んで飲用される場合は、ろ過や加熱を経たほうがよいかもしれません。

ただ、昔からこの地で水とともに生活している様子を垣間見ることができ、日本は本当に水の豊かな国だなと、改めて実感することができました。

【富士吉田】湧水もうどんも…半日遊べる道の駅

13:30 富士吉田 道の駅

次は富士吉田へ。もう富士山は目の前です。(この日は残念ながら曇っていたので、いい写真は撮れませんでした。)

目的地は富士吉田の道の駅です。こちらには整備された水汲み場があり、名物の湧水を汲むことができます!

すっきりとした味わいで、とても美味しいお水でした。

また、富士吉田と言えば有名な、吉田のうどんも食べることができます。麺が硬いのが特徴で、本当に硬く力が入ります…!

他にもアウトドアブランドのモンベルや、子どものプレイパークなども整備されており、普通に半日くらいは遊べそうな施設です。

私たちはスケジュールの都合で訪れませんでしたが、ここからだと世界遺産・かつ名水百選の忍野八海も近いです。

ただ忍野八海はなかなか混むそうで、ゆっくり見たい場合は平日か朝イチが良いかもしれません。

16:00 大月駅帰着

富士吉田の後は、いくつかのミネラルウォーターの工場前まで行って写真を撮ってみたり、スーパーをいくつも回って珍しいものがないかチェックしたり、他の道の駅に寄ったり…と色々過ごしまして、16時に大月駅まで戻ってきました。

帰りは在来線でなく特急かいじに乗ってビュッと帰ってきました。やはり特急は早いです(笑)。

でも何だかんだで夕飯前には家に着けましたので、意外と近かったな、という印象です。近いようで遠い山梨県、でも、行ってみると案外近い!ということが実感できました。

そして何よりもあちらにも水、こちらにも水で、本当に楽しい旅をすることができました。

豊かな水とともに生きる土地、山梨県

いかがでしたでしょうか。

水好きにはたまらないスポットが目白押しですので、私もぜひ再訪したいと思っています!

お水が好きな方、山梨県が好きな方、山梨銘菓が好きな方、などなど…ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。

同行者

伊藤善久

ミネラルウォーターの比較サイト、「ミネラルウォーター大全」を運営している。今までに飲んだミネラルウォーターは3000種類以上。メディア取材多数。

この記事の執筆者

鶴田雅人

日本アクアソムリエ協会認定 アクアソムリエマイスター・公認講師。 水の味の違いに興味を持ち、国内外のミネラルウォーターを飲み比べている。 日本テレビ系列「月曜から夜ふかし」、 フジテレビ系列「99人の壁」など、メディアにも多数出演。

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