【都内プチ水旅!】「全国名水奉献@明治神宮」を見てきました

こんにちは。アクアソムリエの鶴田雅人です。

前回に引き続き、ミネラルウォーター大全の伊藤善久さんのご案内で、都内プチ水旅をしてきました!

超期間限定のものになりますので、この記事が公開される頃にはもう終了しているのですが、毎年行われる展示ですので、ぜひ参考にしていただけますと嬉しいです。

その名も「全国銘水奉献」@明治神宮 明治天皇祭

私も初めて知ったのですが、「全国銘水奉献」と題しまして、日本全国の名水が一堂に会し、明治神宮に於いて、明治天皇に奉献される。

そういった水好きなら一度は見てみたい展示が、この時期にあるようです。

今回観覧するにあたって、伊藤さんが色々調べてくださった結果、「毎年7月30日固定で行われる、明治天皇祭に合わせた奉献であり、その日のみ展示される」とのことです。

ただし展示の設営の関係から、前日29日の遅い時間や、翌31日の早い時間でも、見れる可能性はあるよう。(絶対ではない模様)

日時が至近のイベントに「8月1日の水の日」がありますが、こちらとは直接関係はなく(少なくとも確認できず)、あくまで7月30日の明治天皇祭への奉献、ということです。

実は前回の旅の際に、伊藤さんから情報を教えていただき、春からずっと心待ちにしておりました。

ということで以下、当日のレポートです。

メインは全国名水奉献ですが、せっかく水好きが集まったということで、近隣の都内水スポットも訪問していますので、よろしければご覧ください。

午前8:00 原宿駅集合

原宿駅の改札にて伊藤さんと待ち合わせをしました。

明治神宮自体は神宮のため、朝早くから開門されています。

明治天皇祭の開始が午前9時とのことで、人が集まる前にお水を見てしまいたいよね、とお話し、8時集合と相成りました。

一の鳥居の前で記念撮影。明治天皇祭の立札もあります。

まだ朝ですが、真夏のため、気温が非常に高いです…。行かれる方は暑さ対策をされてください。

私は炭酸水を持っていったのですが、9時頃には炭酸の抜けた、ただのぬるま湯となっておりました…。

一の鳥居、二の鳥居、三の鳥居と抜けまして、本殿へ続きます。

左手部分に、目的のお水が並べられていました。こちらです。※6枚の写真を掲載しています。

(全長10m?くらいあるので、なかなか1枚には収められず…。なお、暑さで顔が溶けております。)

いやもう、壮観、絶景、の一言です。見ているだけでテンションが上がります。もうずーっと見ていられます。

北から南まで、ある程度の法則性をもって、綺麗に並べられています。

右端が北海道のお水、左端が鹿児島のお水、真ん中が山梨・静岡と、ざっくりそんな感じです。

コカ・コーラさん(い・ろ・は・す)、サントリーさん(なぜか奥大山)といった超大手から、地元に根差したメーカーさんまで、本当に一堂に会しておりました。

春の旅でお世話になった、山梨県大月の「弥生の舞」もありました。

伊藤さんは、日本で知らないミネラルウォーターはないんじゃないか?というくらいの大家なのですが、「お、新種が1つありますね」とのことで、珍しいミネラルウォーターもあるようです。

私は伊藤さんほどの知識量はないのですが、飲んだことのないメーカーが5〜6社ありました。

お水を見ながら、知ってる、知らないだとか、自分の出身地のものがあるとか、そういうやり取りをされると、大変楽しいと思います。(私だけ?)

なお、水好きのためのイベントではないので、これ以上を望んではいけないのかもしれませんが、もっとこうだといいなあというポイントは下記の通りです。

1.ペットボトルラベルの裏が見たい

採水地や栄養成分表示は裏面にありますので、正面からだとどうしても…。
また、コカ・コーラさんのい・ろ・は・すの場合などは、正面だと採水地がどの水源かわからないことも。
ただ、展示として考えた場合に、ラベルの正面を向けて並べるのは至極当然なのですが、1本くらい裏向きでも…。

2.銘水をその場で飲みたい

これこそ大それたお願いでして、身の程を弁えろという話なのですが。ただ、これだけの名水、しかも販路として関東に入っていないものが半分以上です。有料でもいいので、期間終了後でいいので、試飲などさせていただけないか、いや、難しいですよね、承知しております…。

あとは、展示されているのはほとんどペットボトルで、缶・ビン・紙パックはなし、BIB(バッグインボックス)やプラスチックのパウチがちらほら、でした。この辺りは、配送や展示の安全性を考えてのことかもしれません。

ちなみに、左右にはまだスペースがありましたので、展示数はまだ増やせるかもしれません…。(※憶測です、正確なことは、正規の窓口へお問い合わせいただければと思います)

もしこの記事でお知りになったメーカー様は、奉献を検討されてみてはいかがでしょうか!

加藤清正の井戸、清正井

明治神宮と言えば、もう一つお水スポットがあります。

有名な「清正井」、加藤清正の井戸です。こちらは500円の庭園保護費を支払って入る、日本庭園内にあります。

中には蓮の池や菖蒲畑、木々に囲まれた林などがありまして、都会とは思えないほどの自然を感じることができます。

で、その庭園の最奥にあるのがこちら。

ご存知かもしれない、清正井です。江戸初期にこちらが加藤家の庭園だったことに由来し、江戸名井の一つにも挙げられていたそうです。

残念ながら飲用はしないでくださいとの注意書きがありますが、今もお水が地下から湧いている様子を見ることができます。

手を差し入れることができ、真夏ですが大変に冷たいです。(15度前後とのこと)

やはり今も地下から湧き続けているのだな…と、歴史の風を実感することができます。

次は、明治神宮から歩いて表参道へ。

表参道ヒルズの裏手にある、新潟県のアンテナショップでペットボトル製品を…と思っていたのですが、営業時間外でした。

(朝が早い我々。行動開始8:00、表参道着9:40、開店10:30。泣く泣く諦めることに。)

今年の12月には閉店されるとのことで、こちら訪れたい方はお早めにどうぞ。

(その後、銀座に後継店がオープンするようです)

諏訪神社の入り口には湧き水がある!

次は副都心線に乗り、西早稲田へ。

伊藤さんのリクエストでビッグボーイで早めの昼食(ごちそうさまでした!)を摂り、エネルギーチャージしてから歩き出します。

この日は気温が36℃近く、溶けそうです…。

そして、着いたのがこちら。西早稲田 高田馬場にある諏訪神社です。

諏訪と名が付きますので、元は長野でしょうか?

なかなか歴史ある神社のようで、創建はかなり古いようです。また、明治天皇が砲術を天覧された…ともあります。

この神社の入口にあるお水(手水)が、湧き水とのこと!

「諏訪の霊泉」とあります。お水なので、龍神とも関係があるようで、龍の形をしています。

やはり湧き水なので、ひんやりと冷たく、涼を感じることができました!

山手線の内側に、昔から今に残る湧き水スポットがあるというのは、本当に素晴らしいことだと思います!

(※飲用の可否については、記載がありませんでした)

プチ旅の感想

いかがでしたでしょうか。

朝8時に出発して、ビッグボーイで長めに休憩も取りましたが、それでも終了が12時前くらい。

半日でお釣りが来るくらいのコースだと思います。明治天皇祭に合わせていますので、日にちは限られていますが、大変に楽しい旅でした。

全国銘水奉献は本当に壮観ですので、一度はご覧になることをお薦めいたします!

この記事の執筆者

鶴田雅人

日本アクアソムリエ協会認定 アクアソムリエマイスター・公認講師。 水の味の違いに興味を持ち、国内外のミネラルウォーターを飲み比べている。 日本テレビ系列「月曜から夜ふかし」、 フジテレビ系列「99人の壁」など、メディアにも多数出演。

同行者

伊藤善久

ミネラルウォーターの比較サイト、「ミネラルウォーター大全」を運営している。今までに飲んだミネラルウォーターは3000種類以上。メディア取材多数。

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